それあげるわ。私よりあなたの方が必要だから。Keep it. You need it more than I do.

第60号『ナルニア国物語　第１章：ライオンと魔女』
原題「The Chronicles of Narnia;
　　　The Witch, The Lion and The Wardrobe」

アメリカ映画　上映時間140分
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（あるレストラン。外は雨。）

　健：（小さな箱を取り出し、奈緒に渡しながら）これ気に入ってくれるかな？　
奈緒：（ぱっと満面に喜びがあふれて）ひょっとして、指輪？

（思わず涙ぐむ奈緒。すかさずポケットから真っ白いハンカチを取り出し、奈緒に手渡す健）

奈緒：有り難う。

（健のハンカチで涙をふく奈緒）

　健：そのハンカチ、あげるよ。僕より君の方が必要だからね。
　　　さあ、雨がひどくなる前に帰ろうか。俺、お勘定してくるね。

（レジの前で、その額に唖然とする健。財布を確かめ、足りないことに気づく。）

奈緒：（財布を差し出しながら）私よりあなたの方が必要でしょう。
　健：！！！

何とかやっているわ。I'm managing.

第59号『ミュンヘン』
原題「Munich」

アメリカ映画　上映時間164分
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（健はパパからの電話を受けている）

健パパ：健、たまには親の顔を見に来いよ。元気でやってるかい？　
　　健：どうにかやってますよ。でも、このところ仕事が超忙しいんですよ。
健パパ：しかしなあ、そろそろ結婚を考えないとな。
　　　　父さんくらいの年だと、もう孫が10人いてもおかしくないんだぞ！　
　　　　なあ、母さん！（電話の側にいる母親に声をかける）
　　健：父さん、心配しなくてもいいよ。結婚式も、新居も僕たちの予算で
　　　　何とかやりますよ。
健パパ：なんだ、残念だな、金はいらないのか！
　　　　今度お前が寄ったら、200くらい渡そうと思っていたのに！
　　健：父さん、200とは200万円ですか？　今すぐ行きます！

この真相を解明しようとしているのですよ。 We are trying to get to the bottom of this.

第58号『フライトプラン』
原題「Flightplan」

アメリカ映画　上映時間98分
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奈緒の友達：奈緒、ちょっと聞いてくれる？
　　　　　　（うん。）
　　　　　　今年、うちの会社に入ったばかりの男の子のことなんだけど、
　　　　　　株をやってるようなのよ。
　　　奈緒：結構じゃないの！　将来大物だわ。
　　　友達：そうじゃないの、それが問題なの。
　　　　　　うちの社員は株式投資厳禁だから。
　　　　　　会社は、このことを徹底的に糾明しようとしているの。
　　　奈緒：今時古い体質の会社ね。
　　　友達：そうでしょう！　その子、会社首になったら可哀想だわ。
　　　奈緒：あなた、その子のこと好きなんでしょう？
　　　友達：とんでもない、５歳も年下よ。でも、顔は良いし、頭は切れるし、…
　　　奈緒：ほら、本音がでてきた！

ちょっと腕につけてごらん。Just put it on your wrist.

第57号『スタンドアップ』
原題「North Country」

アメリカ映画　上映時間124分
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奈緒：健ちゃん、お誕生日プレゼントよ。
　健：うれしいなあ。だけどどうしたの？おれの誕生日は８ヶ月先だよ。
奈緒：それくらい知ってるわ。
　　　ねえ、ちょっと開けてみて、いいでしょう。

（大急ぎで、包みを開ける健。）

　健：おお、凄い、素敵だよ！
奈緒：よかった！　今つけてるその腕時計、気になってて。
　　　今すぐこれに変えて欲しいの。ちょっと腕につけてみて。
　　　これで安心！　それ、誰か女の人からの贈り物だったんでしょう？
　健：うん、おばあちゃんの形見だよ。
奈緒：？！
　健：前の時計、時間が狂うようになったんで、仕方なくおばあちゃんの時計を
　　　引っ張り出して来たんだよ。

息を飲む美しさだわ。It is breathtaking.

第56号『プライドと偏見』
原題「Pride and Prejudice」

アメリカ映画　上映時間127分
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（健と奈緒の両親。ワイン片手に、ハワイの夕日を満喫している。）

（電話で）

奈緒パパ：奈緒、健ちゃんいるかい？
　　奈緒：ええ。（健に）健ちゃん、うちのパパから電話よ。早く早く、国際電話だから！
奈緒パパ：健ちゃん、いろいろありがとう！
　　　　　20階のバルコニーから眺める夕日は最高だよ！
　　　　　左手にはダイヤモンドヘッド。息をのむ美しさだ！
　　　　　君のお父さんと変わるね。話があるって。
　健パパ：おお、健か、俺たち両家でまた来年もハワイに来ることにしたよ。
　　　　　来年も旅行のプレゼント頼むぜ。金持ちの息子持って俺は幸せだ、ワッハッハ！
　　　健：えつ！　（息をのむ健）
　　　　　奈緒、参ったなあ、うちの親父かなり酔っぱらってるよ！

お礼の言いようもありません。I don't know how to thank you.

第55号『プライドと偏見』
原題「Pride and Prejudice」

アメリカ映画　上映時間127分
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（お正月を楽しんでる健と奈緒）

　健：奈緒と二人だけのお正月は初めてだね。
奈緒：本当ね。貴方のご両親と、私の両親がハワイでお正月を一緒に過ごすなんて
　　　夢にも思わなかった。親孝行のビッグプレゼントだわ！
　健：みんなの宿泊ホテルはヒルトンハワイアンヴィレッジだよね。
　　　あのホテルのコンシェルジュは友達のケン・ナガヌマだから
　　　丁重にもてなしてくれるよ。
奈緒：そうね、今頃みんな揃ってワイキキ・ビーチを散歩してるかな。
　　　みんな貴方のお蔭よ。お礼の言いようもないわ。
　健：どういたしまして！　2006年、今年も良い事がありますように乾杯！
奈緒：そして、今年は結婚出来ることを願って乾杯！

君のそこが本当に好きだったのに。I really liked that about you.

第54号『Mr. & Mrs. スミス』
原題「Mr. & Mrs. Smith」

アメリカ映画　上映時間118分
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奈緒：今週はいろいろあったわね。クリスマスは二人だけで過ごしましょうね。
　健：うん、俺、転勤話くらいで動揺して、みっともなかったよ。
　　　俺のこと本当に愛想つかしたんじゃないか？　
　　　お詫びに、何か特別なものをプレゼントするよ。
奈緒：有り難う。私の方こそ取り乱して馬鹿なこと言ったわ。ほんとにごめんなさい。
　健：とんでもない！　僕は君のそんなところが本当に好きだったんだよ。
奈緒：本当？　それじゃもう一度ヒステリー起こそうかな。
　健：…、それより、田中部長にブログの作り方教えてやってね。
奈緒：健ちゃんのためなら、お安いご用よ！