ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

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第81号『世界最速のインディアン
原題「The World's Fastest Indian」

ニュージーランド/アメリカ映画 上映時間127分
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奈緒のオフィス。夜も8時を廻っているのにまだ仕事をしている奈緒
 電話が鳴る。)

 健:奈緒、まさかと思ったけど、まだ会社かい!
奈緒:うん、でもそろそろ今夜は切り上げようかと思っていたところよ。
 健:そっか、ヨシ、今夜は俺が美味しいもの作ってやるよ!
   奈緒の部屋にする、それとも俺のマンションで食べるかい?
奈緒:あなたの部屋がいいわ、今夜泊めてくれる?お風呂に先ず入りたいわ!
 健:まかしとけって!

(浴室から出てくる奈緒。健、缶ビールを手渡す。
 ビールを飲みながら進行中の企画案を説明している奈緒。)

奈緒これどう思う?
 健:奈緒、今夜は仕事のこと、忘れようよ。俺の意見は明日聞かせるから。
奈緒:(恥じらうように微笑み)そうね、今夜は一緒にのんびりしましょ!