ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

君と内密に話がしたいのだが Can we speak privately?

第111号『ネクスト』
原題「NEXT」

アメリカ映画 上映時間95分
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健の部下:健さん、また部長から電話ですよ!
  部長:健か。君と内密に話がしたいんだが

(内密と聞き、大急ぎで部長室に駆けつける健。)

部長:健、君はボリビアについての知識はあるかね?
   おい、なにを笑ってるんだ!
 健:失礼いたしました。今のご質問を言い直させて下さい。
   “バ、バイアグラ”についての知識があるかどうかですね?
部長:馬鹿! 俺がそんなもの必要だと思っているのか!
   “バイアグラ”ではなくて“ボリビア”共和国の事だ!
   ボリビアの大統領が来日し、我が社を訪問される。
   お前に我が社を代表してアテンドして貰いたいんだ。
 健:光栄です。やらせて頂きます! ところで、大統領は日本語が話せますか?
部長:…アホ、マヌケ! 日本語が通じるのなら俺が担当するよ!