ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

それが廃れることがないレーベルだ。That's the one label that never goes out of style.

第117号『セックス・アンド・ザ・シティ
原題「SEX AMD THE CITY」

アメリカ映画 上映時間145分
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(健、同期の五郎の送別会(と転勤祝い)をしている。)

 健:五郎、いよいよバンコクに転勤だなあ! 5年間頑張れよ。
   入社式の後、お前にはじめて会った日の飲み会で、俺たちは誓ったよな、
   “流行は変わる。だけど、友情は廃れることはない。”と。
五郎:…(元気のない五郎)
 健:お前、本当に夏に弱い男だなぁ!
五郎:冬のほうが良いんだ! でも、おれの人生は一面冬景色で…。
 健:五郎! 人生は厳冬ばかりじゃないよ。“冬来たりなば春遠からじ”の言葉通り、
   灼熱のバンコクにも、お前の好きな冬が巡り来るさ!
五郎:そうか、バンコクにも四季があるんだ! 健、ありがとう!
 健:…!