ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

小康期間をとってるカップルは沢山いるわ。Lots of couples go through lulls.

第142号『そんな彼なら捨てちゃえば?』
原題「He's Just Not That into You」

アメリカ映画 上映時間130分
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(健の事務所。電話を取る健。)

健の親友:健、今夜会えるかなあ? 奈緒ちゃんも一緒に。
   健:何だよ、おれ1人じゃダメかい?

(健と奈緒。二人の親友と会っている。麻布十番のレストラン)

   健:それで、話って何だい? 
健の親友:実はね、女房の知子が実家に帰ってしまってね。しばらく1人になりたいって。
  奈緒小康期間をとってるカップルは沢山いるわ。365日、アツアツではいられないのよ。
   健:…、で実家に戻った理由はなんだ?
健の親友:俺のいびきがうるさいから、寝室を別にしてくれと言うので、俺は絶対ダメだと言ったんだ。
     そうしたら…。
   健:ふざけた理由だな、許せないね。俺が電話して説教してやるよ。
  奈緒:あらぁ、健ちゃん、私は健と結婚しても、寝室は別よ!
   健:…!?