ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

ちょっとやりすぎだったよ。That was a little over the top.

第144号『男と女の不都合な真実
原題「The Ugly Truth」

アメリカ映画 上映時間96分
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(ビアホールから出てくる健と部下の亮太。二人ともかなり酩酊。)

亮太:健さん、今夜は本当にありがとうございました! 
   お陰で、気持ちのもやもやが吹き飛びました。
 健:亮太! お前は良い男だけど、怒りっぽくて単純過ぎるぞ!
   自民党が惨敗したからといって、部長にくってかかるとはね。
亮太:申し訳ありませんでした。心を入れ替え、明日からは真面目に働きます。

(ふと道の反対側を見る。亮太の恋人が若い男と立ち話している。
  亮太、突然その男に向かって突進し、男の胸ぐらをつかむ。)

   亮太:この野郎、彼女をナンパしようなんて許さないぞ!
亮太の恋人:亮太のバカ! この人は中学の時の同級生よ! 言っておくけど、彼には、
      たまたま会ったの。
   亮太:…す・す・すみませんでした! 反省します。ちょっとやりすぎでした。
    健:…