ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

思い当たる節があったら、自分のことと思いなさい。If the shoe fits, you must wear it.

第148号『イングロリアス・バスターズ
原題「Inglourious Basterds」

アメリカ映画 上映時間152分
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(頭のてっぺんが禿げてると言われて狼狽している健。)

    健:う…、嘘だろう!
部下の1人:まじ、本当ですよ。
    健:最近、社の廊下ですれ違う女の子達がオレを見て笑うんだ。
      彼女達はオレに好意を示して微笑んでるとばっかり思っていたけど、
      この禿げを笑っていたのか!
部下の1人:健さん、それは少し考えすぎだと思いますよ。
      でも、まあ思い当たる節があるならそう思えば…。
    健:オレ帰るわ!(しょんぼり、代金も払わずお店を出ていく)
部下の1人:よっしゃ!! やったあ! これで気分もすっきりした!
 他の部下:お前、やり過ぎだよ。今夜は健さんの“おごり”だったんだ。
      責任とってお前が全額払えよ! 

(一同、いっせいに“賛成!”)

部下の1人:…それだけは勘弁してよ!