ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

そういうことなら仕方がない。You leave me no choice.

第182号『塔の上のラプンツェル
原題「Tangled」

アメリカ映画 上映時間92分
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(健の事務所。 健、自分より年上の部下・加藤と話をしている。)

 健:加藤さん、ご承知の通り当社の被災地の工場は壊滅しました。非常に話し辛いことなんですが…、
   当然ながら我が部も人員整理をしなくてはいけません。悪く思わないで下さい。これは社命です。
   仙台支社に赴任をしてくれませんか。
加藤:この歳でですか…、選択の余地はありませんな。しかし、女房と相談したいので明日まで時間を
   ください。

(仕事をしながら、聞き耳を立ててる部下たち。ひそひそ声で。)

近藤:部長もだんだん、菅首相にやり方が似てきたな!
田渕:ど、どいうこと?
近藤:だってさ、野党に大連立をもちかけているだろ!野党は断るわけにはいかないよ。
   断ったらこの非常時にけしからんと国民から大非難を受けるもんな!選択の余地無しってわけ!
田渕:お前鋭いね!!