ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

この件について、私にも言う権利はあるでしょ?Do I have a say in this?

第192号『親愛なるきみへ』
原題「Dear John」

アメリカ映画 上映時間108分
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(イライラして待ってる奈緒。ドアチャイムが鳴る。) 

奈緒:健ちゃん、遅かったじゃない!遅れるなら電話してくれれば良かったのに!
 健:悪い、悪い。不動産屋をやってる小沢知ってるよね?
   奴に、相談したいことがあるからもう一軒つきあってくれと懇願されたんだ。
奈緒:言い訳言っても通用しないわ!本当に健はダメ男になってしまったわね!
   携帯を持ってるんだから、電話1本寄こすくらい簡単でしょうに!
 健:ごめん、ごめん。機嫌なおしてよ。奈緒ちゃんに、素晴らしいサプライズがあるんだ!
   一緒に住むマンション、小沢の会社から買うことを決めてきたよ。即金で払うことにした!
奈緒:(怒り出す)ちょっと待ちなさいよ!二人にとって、大切なことを勝手に決めるなんて!
   私に相談なしで?
 健:冗談、冗談!俺にそんな大金あるわけないの、奈緒 知ってるだろ!
奈緒:…!