あなたは非常に情報通ですね。 You're extremely well-informed.
第67号『インサイド・マン』
原題「Inside Man」
アメリカ映画 上映時間128分
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健:部長、またお呼びですか? もう転勤の話は勘弁して下さいよ!
部長:そうじゃないよ。君は社長の家庭に関する情報通だろう?
(突然猫なで声になる)
そこで、お願いがあるんだが。ほんの少しだけ教えて欲しい事があるんだ、健ちゃん!
健:いくら部長の命令でも、社長の個人情報漏洩はできないですよ!
部長:頼むよ、健ちゃん。君のフィアンセ奈緒ちゃんは社長令嬢の親友なんだろう。
健:部長、絶対駄目です。奈緒とは現在、冷戦状態なんですよ!それと言うのも
部長のせいですよ!
部長:健、ど、どういう意味だい…!
どうしても(そうさせて下さい。)I insist.
第66号『ダ・ヴィンチ・コード』
原題「The Da Vinci Code」
アメリカ映画 上映時間150分
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(第65号の続き:表参道ニューヨーカーでの健と奈緒、
怒りが収まらない奈緒。)
奈緒:ボーイさん、ボンベイ・サファイア。ダブルでお願い!
ボーイ:ダブルのボンベイ・サファイアですか…??
奈緒:そうよ、トウキョウ・サファイアなんてカクテルあるなら
それでも良いわよ! とにかく、強いお酒頂戴!
健:奈緒、わかったよ、もう怒るなよ! 大人げないな。
ほら、みんな俺たちをじろじろ見てるよ!
奈緒:ボーイさん、もう結構よ、お勘定! もう帰るわ!
健:おい、おい、待てよ。ここは俺がもつよ。
奈緒:どうしても私が払うわ!
お望み通りに!As you wish!
第65号『ダ・ヴィンチ・コード』
原題「The Da Vinci Code」
アメリカ映画 上映時間150分
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(部長室に再び戻ってくる健)
健:部長、確認です。
部長:まだいたのか!
健:アメリカ転勤の話は無かった事にして良いのですね!
部長:お好きなように。
(携帯電話を取り出し、奈緒に電話する健)
健:奈緒、表参道ヒルズのNew Yorkerで待ってる。場所わかるな?7時にだぞ!
奈緒:健ちゃん、突然どうしたのよ?
健:来れば分かるよ! 今日はむしゃくしゃしてるんだ!
(奈緒、プリプリしながら、お店にやってくる)
奈緒:健は強引なんだから。人の都合も聞かないで、私にだって予定があるのよ!
健:つべこべ言うな! 奈緒は俺がニューヨークに単身赴任になってもいいのか!
奈緒:お好きにどうぞ!
健:!!!
それがここでのやり方だ。That's the way it is here.
第64号『ナイロビの蜂』
原題「The Constant Gardener」
アメリカ・イギリス製作 上映時間128分
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健:部長!転勤なんて理不尽な話ですよ!
部長:それが当社でのやり方だ!文句があるなら会社を辞めろ!
(その時、同僚の小泉が部長室に飛び込んでくる)
小泉:健、田中部長に謝れ!奈緒ちゃんのブライズメイドがこの事を知ったら
大変なことになるぞ!
部長:小泉、ブ…ブライズメイドって何だ!
小泉:うちの社長の一人娘の恭子さんご存知ですよね?奈緒ちゃんの大親友で、
結婚式の介添人だということですよ。
うちの社長は、彼女の言いなりですから
部長:け、健ちゃん、どうしてそのこと、もっと早く教えてくれなかったんだい!
(笑いをかみ殺しながら部長室から出てくる二人)
健:小泉、嘘がばれたらどうする?
小泉:お前のNY行きに付き合うよ! その時は、二人で独身生活を楽しもうぜ!
喜んで引き受けてくれるだろうな。I expect you to welcome it.
第63号『ニュー・ワールド』
原題「The New World」
アメリカ映画 上映時間135分
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(部長に呼び出された健はボスの言葉に腹が立ち口論になってしまいます。)
部長:(上司が無能)と言うことは、それ以上に部下が無能と言うことだぞ!
健:無能な部下で申し訳なかったですね、部長。私ももっと切れ者の上司の下で
働きたかったですよ!
部長:そうか、そうか!そう言えば、うちのニューヨーク支社長はお前の大学の
先輩だったな。
健:そうすよ!あの方は我が社で出世頭ですよ。僕の憧れの人です!
部長:よし、話は決まった!お前は来月からニューヨーク支社に転勤だ。
喜んで引き受けてくれるだろうな。
健:勿論、喜んでお受けします。
部長:良かろう。ところで、健、我が社の社内規定を知ってるだろうな?
海外勤務は単身赴任と決まっているぞ。まあ、5年もすれば帰国できるよ。
健:ご、ご、5年!
現実を認めよう。Let's face it.
第62号『プロデューサーズ』
原題「The Producers」
アメリカ映画 上映時間134分
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健:部長、お呼びですか?
部長:健、いまご出勤かい! 婚約が決まったからと言って、よくまあニヤニヤして
いられるなあ!前年度末のわがセクションの営業成績を見たのか!
俺の将来は真っ暗になった! これで俺の重役への道は100%夢となったぞ!
健、おまえ責任をとれ!
(ボスの言葉に怒り心頭で)
健:部長、現実を見てください!
はっきり申し上げると、ボスの貴方が無能と言うことですよ!
それはちょっと私には向いていません。It's not my kind of thing.
第61号『プロデューサーズ』
原題「The Producers」
アメリカ映画 上映時間134分
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健の同僚:おいおい、健、婚約指輪を奈緒ちゃんに贈ったんだって?結婚も間近だな。
会社の女の子達はがっかりしているらしいぞ!
健:いや、まだ正式に決まった訳じゃないよ。
同僚:健、往生際が悪いなあ、早く決めろよ!
そうだ、こうしようじゃないか。結婚式の前夜、「スタッグナイト」やろうよ!
男だけのどんちゃん騒ぎ楽しみだなあ!
健:アメリカ人の友達はほとんどみんな「スタッグナイト」を楽しんでるけど、
そんなの俺の趣味じゃないなあ。女の子のいない飲み会なんて面白くないぜ。
同僚:そうか、それじゃあ、俺達二人は特別ゲストということにして、
「ヘンパーティー」にしようか?
健:それはお前の結婚が決まったらやってくれよ!!
同僚:???