ショートストーリー「心に残る映画には、もう一つの物語が」

映画のセリフから気に入った「日常英会話」を拾い出しキーセンテンスとして作成した『創作 Short Story』

自分で何をやっているか、わかっているといいけど。I hope you know what you're doing.

第143号『サブウェイ123 激突』
原題「The Taking of Pelham 123」

アメリカ映画 上映時間105分
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(健の事務所。部下に指示を与えている健。)

 健:いいかい、このプロジェトは我が社の命運がかかっている。しっかり頼むぞ!
   部下:任せてください。 本件は僕の得意分野ですから!
 健:抜かりなくやってくれたまえ。

(健の同僚、加藤が近寄ってくる。)

加藤:健ちゃん、お前にその同じ言葉を返すよ。“自分のやってること分かって欲しい” と。
 健:俺は自分の部下を信じているんだ。
加藤:甘い、甘い! どこかの首相のように、懲りずに、同じ失敗を何度も繰り返す奴がいるぜ!
   総選挙戦終盤の学生相手の対話集会で、“金がねえなら結婚しない方がいい。” と、
   また失言を繰り返したそうだ。
 健:それ、俺と奈緒のこといってるのかなあ?
加藤:…!?